スポーツ 3(ザ・ファイナル)

このブログにも、過去に black-lab.hatenablog.com black-lab.hatenablog.com と書いてきたが、ついに今年度の学部のスポーツ大会に参加しなくなった。 昨年度の大会前、教授から1通のメールが届いた。 「研究室としてのスポーツ大会への参加は来年度から禁…

ホームページ

研究室が新しくなり、それに伴ってホームページが一新したのが数年前。 それからしばらくの間は、一人の教員が専属で更新作業を担っていたらしい。 ホームページの担当が別の教員に代わると、途端に更新のスピードが遅くなった。 新年度になって1カ月、今年…

10周年

教授がその研究室に赴任して10年経つと、 10周年記念として歴代のメンバーをよんでお祝いをするのが一般的らしい。 ただ、一般的な常識を打ち破るのがうちの研究室である。 教授がこの大学の教員になって11年目になるのに、 お祝いの「お」の字も出なかった…

コロナ禍

新型コロナウイルスの影響は多大だ。 我が研究室の日課となっていた「朝礼」 black-lab.hatenablog.com が三密を避けるために中止となった。 この「朝礼」は葬式やお通夜と揶揄されていたことからもわかるように、 「朝礼」がないと朝から気分が良い。 また…

マスク

うちの研究室の教授は、いわゆるヘビースモーカーである。 セミナーが長くなると、「休憩しましょうか?」と学生を思いやるかのように言いつつ、本人は喫煙所へ向かう。ニコチンが切れたのだ。 最近では、大学内の灰皿が撤去されて完全に禁煙環境なので、通…

教員側の気遣い

前回、学生からの教授への気遣いについて書いたが、今度は教員側の気遣いを記しておきたい。 教員側といっても、教授、准教授、助教とおり、三者三様であることから一括りにできない。 その中でも准教授の気遣いは、優しさからくるものなのか、ときに首をか…

気遣い

2月25日 国立大学の前期の入学試験が行われる日である。 大学構内への立ち入りが禁止されているため、公明正大に研究室を休める有り難い日でもある。 一方で、教員たちはこの時期忙しいらしく、試験監督に判定会議、場合によっては採点も担当する。 また昨今…

修論 リターンズ

年が明け、センター試験が終わると、いつの間にか修論の提出期日になる。 これが一つの区切りであるが、うちの研究室ではインフルエンザに感染したとかで締切りに間に合わなかった先輩がいたらしい。もちろん、教員からのフォローはなかったようだ。それまで…

ブラック・ラボ

「ブラック 研究室」でググってみると、約38,700,000件というサイトがヒットした。 世の中にはブラックな研究室が溢れているのだろうか、それともこの研究室の話題が他のサイトで挙がっているのだろうか。 検索したサイトをいくつかのぞいてみると、「経験者…

話し合うこと

このブログでも紹介してきた通り、うちの研究室には数え切れないぐらいのルールが存在する。 大勢が多くの時間を共有する研究室において、多少のルールが必要なのは理解できるし、大学内のシステムが変わればそれに伴って変化していくことは当然である。 た…

定期試験

大学の学期は前期と後期に分かれており、それぞれの終わりにまとまった試験期間がある。 この定期試験は、前期だと通常7月末から8月にかけてあるが、大学によっては夏休みが先にあり、その後に定期試験をする。その場合、夏休みの終盤は試験勉強に充てざるを…

留学生

うちの大学は、歴史的な背景や土地柄もあり、他大学とは異なる特有な学部や研究センターを有する。また、最近の博士進学事情や文部科学省の政策を背景に、留学生がキャンパス内に多く見られる。 そのため学部内もそうだし、うちの研究室にも2、3年に一度ぐら…

24 -TWENTY FOUR-

「事件はリアルタイムで起こっている」というナレーションで始まる海外ドラマが人気を博し、ドラマの途中や最後で鳴る秒針の音が事件の緊迫感をより表現していた。 1シーズンが24時間。 そう、24時間と言えば、うちの研究室のルールにもあり、メールの返信を…

マグネット

研究室のメンバーの所在地は、研究室に入る前に掲げられている個人の名前が書かれたマグネットで把握される。 多くの研究室がそうであるように、うちの研究室でも帰る時には「帰宅」に、研究室に来た時には「在室」に、お昼ご飯を食べに行く時には「食事」等…

流行の最先端は稀有に映る

うちの研究室の教員たちのファッションは、お世辞にもお洒落とは言い難い。 教授はスーツ姿が多いものの、それ以外の時は見慣れたシャツやポロシャツのヘビーローテーション。 准教授はヨレヨレのシャツばかりという印象である(上に白衣を着ていることがほ…

本気

ポストドクター等一万人支援計画(別名「ポスドク一万人計画」)は、2000年度に終了した文部科学省が策定した5年計画の施策であるが、これにより博士課程または博士後期課程を修了して学位を得たにもかかわらず、正規の職に付けていない「ポスドク問題」が生…

学生実習 2

先輩方が学生主体で学生実習を回していた頃は、学生実習後の打ち上げは当然学生だけの飲み会だった。豪勢に山の上のホテルへ行った話なんていうのも聞いたことがある。 それが、大人の事情か、気まぐれかわからないが、いつの年度からか准教授が指揮を執り出…

学生実習 1

年号が変わった今年の長いゴールデンウイークも終わり、いよいよ学生実習の準備が本格化する時期になった。すでに朝礼などでは学生実習の話が出ているが、実際に手を動かし、結果をその都度報告しなければならない。 「学生実習はいつから始まるのか?」 何…

研究テーマとキーワード

研究室を変えるときというのは、修士課程に入るときか、博士課程に入るときしかない。途中で変更する人も中にはいるが、研究室の主任に不幸があったとか、研究室内の男女関係のもつれ、教員とのハラスメント問題など、基本的には大事となって否応なしにとい…

退官記念講演会

桜が咲き始めた頃の年度末、定年を迎えて退官される先生方の記念講演会が行われた。 一般に、学内外において著名で、業績がある先生の場合は、普段の講義で使われる教室で行われる単なる講演とは異なり、大きな会場を借りて休日に行われる。その規模は、退官…

セミナー 3

うちの研究室のセミナーには、文献紹介はあるが、研究報告がない。研究報告はセミナーでは行われず、毎週のディスカッションと半年に一度の中間報告会で行われる。その代わり、学会の後には学会報告が行われる場合もある。 学会報告では、全国規模の学会の場…

セミナー 2

細かいルールに従ってセミナーを迎えたとしても、それで終わりではないのがうちの研究室である。セミナー中はセミナー中のルールが、セミナー後はセミナー後のルールが存在する。 論文の紹介は、まず座長のタイトルの音読から始まる。英語だからといって、こ…

セミナー 1

毎週一回、研究室のセミナーが開催され、担当になっている学生は最新の論文を紹介する。 いわゆる、ジャーナル・クラブである。 これは、どの研究室でも行われている一般的なことではあるが、うちの研究室ではセミナーに臨むまでに数多くのルールが存在する…

川柳(裏)

表の川柳は、学生と教員で詠んだらしく、苦悩が見え隠れするものの、あからさまな研究室批判はない。それでは面白くなく、本当の気持ちを吐露するためにも「ブラック川柳」と称して内々で募集されたらしいので、こちらも紹介したい。 詠み人の名前(というよ…

川柳(表)

現在、第一生命主催で「サラリーマン川柳」を募集している。社会人とはまだまだ程遠く、給与をもらっているわけではないので想像でしか理解できないが、優秀賞に選ばれたものは時代のキーワードを巧みに組込んで詠まれている。 研究の世界でも似たような試み…

会費

大学教員の給与というのはホームページ上で公開されている。 例えば、隣接する大学における給与は以下の通りらしい。うちの大学と、きっと大きな差異はないだろう。 職位 人数 平均年齢 平均給与額 教授 280人 56.5歳 996万円 准教授 272人 48.5歳 805万円 …

パージ

研究室には大型の冷凍庫や冷蔵庫が数台設置されていることもあり、夏はもちろん、それ以外の季節でも室温が高くなる。光熱費を抑えるためにエアコンを切って帰宅するから、朝一番に来た人が換気し、空気の入れ替え(「パージ」という)をしてからエアコンを…

病弱体質

学部3年の終わりに、研究室への配属が決まり、研究室生活がスタートする。 不安を胸に抱えて入ってみるも、研究が面白くなり大学院への進学を希望する者や、期待いっぱいで入ってみたら、研究を毛嫌いするようになって就職する道を選ぶ者等様々であるが、う…

朝礼

研究室の朝は、朝礼から始まる。 いつの頃からか始まったこの朝礼は、「葬式」とか「お通夜」と揶揄される。 研究室員が全員集まるにはちょっと狭い部屋で教授を待機するのだが、重い空気から言葉を発する者はおらず、聞こえてくるのは遅刻ギリギリで来た者…

修論 3

卒論、修論、博論は、学生や院生の個人の物である。 ただ、理系の研究室においては、これらの論文に関わる実験は所属する研究室で主に行われて、その実験を指導する教員がおり、場合によっては研究資金として国の税金から支出されているから、必ずしも論文全…