教員側の気遣い

前回、学生からの教授への気遣いについて書いたが、今度は教員側の気遣いを記しておきたい。

教員側といっても、教授、准教授、助教とおり、三者三様であることから一括りにできない。

その中でも准教授の気遣いは、優しさからくるものなのか、ときに首をかしげざるを得ず、ブログで晒すネタとしては丁度良い。

 

例えば、研究室内では誕生日を迎えた学生に、先輩や後輩などの年齢に関係なく、大学生協などで買ってお菓子などをプレゼントする。贈る物はやっぱり誕生日プレゼントに合う、でも、恋人同士ではない少しユーモアが入った普段買わないようなものとなる。

あるとき、博士課程の先輩が誕生日を迎え、

同級生からメガサイズのチョコレートが贈られた。

顔よりも大きいぐらいだろうか。

先輩と席が近かった准教授は、「誕生日おめでとう!」ではなく、

「私も食べてあげましょうか?」と宣った。

准教授には、大きなチョコレートをもらって食べ切れない大変な大学院生に映ったのだろうか?

それとも、美味しそうだから「ちょっと頂戴」を准教授特有に変換した言い回しだったのだろうか?

 

教員側の気遣いなんて、所詮こんなものである。

狭い研究室の世界しか生きてこなかったオレ様たちに、今を生きる学生たちの気持ちがわかるわけがない。