川柳(裏)
表の川柳は、学生と教員で詠んだらしく、苦悩が見え隠れするものの、あからさまな研究室批判はない。それでは面白くなく、本当の気持ちを吐露するためにも「ブラック川柳」と称して内々で募集されたらしいので、こちらも紹介したい。
詠み人の名前(というよりは誰に対してか)まで載せたいところではあるが、個人を特定されかねないので、イニシャル等で代替させていただこう。
「ディスカッション それは名ばかり 一方向」
「ディスカッション」の項を参照されたい。
また、以下の川柳もディスカッションについてであり、初期の頃、教員から「何を言っているのかわかりませんよ。きちんと説明しなさい」ときつく言われていた情景が偲ばれたり、ディスカッション時の教員の態度が変わらず安堵感さえ覚えたりする。
「出たよ、秘技 何言ってるのか わかりません」
「手遊びは 興味なしの 合図だよ」
「教員の 興味の有無が あからさま」 <手遊び>
次の川柳は、実験上の失敗(細胞等を培養している培地に本来生えてこない微生物を生やしてしまったコンタミネーション)についてだと思われるが、特定の教員が数多くやらかしていることがわかる。
「コンタミの 原因あなたで ないですか」 <Tっ子>
「コンタミの 達人現る Who am I?」 <やべぇー。このなぞなぞ難しすぎ!>
そして、次は朝礼についてであるが、これまた何年もこの雰囲気で続けられてきたかと思うと、ある意味教員の精神面を尊敬してしまう。
「朝一番 礼だけしては お通夜かな」 <目撃者B>
また、雑用嫌いの点でも全く変わってない。
「停電前 準備なんて やりません」 <ダニー>
「掃除中 あとは皆で 頑張って」 <ダニー>
教授の思い付きで指示される数々のうちの一つだろう。「これを今月末までに仕上げなさい」等と指示されて急かされたところで、急ぐ理由もなければ、仕上げたファイルが使われたことがないのだ。
「期限あり まとめたファイルは 御蔵入り」 <期限の意味は?>
「1人去り 2人3人 誰残る?」 <アガサ・クリスティ>