イントロダクション

人生は選択の連続である。

選択肢の中からどれを選ぶかは自分次第。

例えばどの大学に入るか、この選択は今後の人生において非常に大きな影響を及ぼす。

大学と同様に重要なのが、配属される研究室だろう。

大学の研究室、特に理系では研究室が生活の大部分を占めるようになる。

研究室における心地は、学生を伸ばすこともあれば、潰すこともある。

 

一般的な研究室は、毎年数名の卒業生が顔を見せに来るものである。

しかしながら、この研究室には卒業生が寄りたがらない。

嬉々して卒業したらおしまいである。

在校生は卒業生を羨み、卒業までのカウントダウンを始めて春を待つ。

このような単なる学生排出機構の原因は、

言わずもがな教員の質が低すぎるからである。

 

研究室を選び間違えたからだ、と言えばそれまでであるが、

同門同士の絆は切れてほしくない。

そこで、研究室に来ることがない卒業生と抑圧された学生が交わる場所を提供したく、

このブログを開設する。

いくつかぼかした表現でわかりづらい内容もあるかと思うが、

想像を膨らませて日々起こる問題に触れながら変わらない研究室に懐かしさを覚え、

一方で後輩たちを想ってもらえれば幸いである。

間違った研究室選びの中にも、微かな繋がりを保っていたいものである。