自己顕示欲

「メール」で触れた通り、毎日毎日たくさんのメールを受信する。

ほとんどは読んだ振りをして済ますのだが、たまに笑いをもたらすメールもあるので注意が必要である。

 

新年ということで、一通おめでたいメールを紹介したい。

それは、〇〇教授から送られたメーリングリストである。

「〇〇先生は表彰されます。」という斬新な件名であり、本文を以下に貼り付けたい。

 

----- Original Message -----
From: Professor <xxx@opq-u.ac.jp>
To: <LAB@ml.opq-u.ac.jp>
Date: 2015-11-06 12:22:52
Subject: [ml-list 2019] 〇〇先生は表彰されます。


各位

日本の科学研究費助成事業の配分審査は、専門的見地から第1段審査(書面審査)と第2段審査(合議審査)の2段階で行われますが、審査の質を高めるため、学術システム研究センターにおいて、審査終了後、審査の検証が行われています。独立行政法人日本学術振興会は、検証結果に基づき、第2段審査(合議審査)のために有意義な審査意見を付した第1段審査(書面審査)委員(任期2年間)を選考し表彰しています。

平成27年度は約5,000名の第1段審査(書面審査)委員の中から約250名が選ばれました。研究費の申請は、全ての学術領域から毎年10万件ほど応募があり、1つの申請書を4~6名で審査するため、実質的に5,000名の第1段審査委員が50万件ほどの申請書を審査することになります。

 

過去10年間でOPQ大学からはトータルで第1段審査(書面審査)委員として数名の方が表彰されていましたが、今年は多くて私を含めて3名が表彰されました(これで合計6名ほど)。

表彰状は未だ受け取っていません。

 

〇〇 ×××

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署名

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審査に無縁な私たちにはどれぐらいすごいことか理解できないが、ここまで書くということは相当名誉なことなのかもしれない。

しかし、朝礼とかでさり気なく伝えてくれたり、第三者を経由して知らせてくれたりすれば、意を汲んで拍手の一つも送りたくなるものだが、猛烈なアピール振りの件名に始まり、読んでも学生には理解しづらいことを想像できずに長々と説明を書いて送ってきたかと思うと、是非ともブログで公開し、めでたい新年の挨拶に代えてあげたいと思う。