ブーム 3

次に紹介したいブームは「音読」である。

何かあると教員たちは音読をさせたがる。

例えば、学位論文の確認時に延々と読ませて誤りがないか確認する。

小学校や中学校以来の音読に戸惑うばかりである。

教員自身が読むならまだしも、

うんざりしながら読まれる声で本当に穴が見付かるのか。

また、実習の反省会でも音読が行われた。

一人数行ずつ読んでいく姿はまさしく小学校の教室と同じである。

さらには朝礼でも一週間分の全体へのメールを読まなければいけないのだから、

無駄な時間が費やされる。

そのくせ、「教員の時間は無限ではない」と言うのだから笑わせる。

仮に一通でも読まないメールがあれば後から指摘され、

「時間が無駄になった」と文句を言われる。

朝礼で言ったか言わなかったか、

一つひとつ確認する姿勢は研究者の鑑と褒めるべきところなのか。

しかも、言ってないなら無駄にはなっていないような…。

さて、次音読させられるのは誰だろう?