会費

大学教員の給与というのはホームページ上で公開されている。

例えば、隣接する大学における給与は以下の通りらしい。うちの大学と、きっと大きな差異はないだろう。

 

           職位   人数   平均年齢  平均給与額

           教授   280人   56.5歳   996万円

           准教授  272人   48.5歳   805万円

           講師     58人   48.6歳   758万円

           助教   170人   42.8歳   639万円

 

一般的な平均年収をインターネットで調べてみると、45歳の年収中央値は、450~510万円と出てきた。この中央値がどれだけ実態を反映しているものかわからないが、世間から見れば大学教員の給与というのは決して悪くないと思われる。

 

それにもかかわらず、准教授は研究室の飲み会の際に、幹事がアナウンスした学生と同じ参加費しか払わないのである。

新しい3年生が入ってきた後に行う新歓は、3年生分一人当たりの負担額が増えるのにもかかわらず、そんな配慮があるはずもなく、会費が4000円なら、一万円札を出そうが、五千円札を出そうが、きっちりとお釣りを要求するのだ。

社会人と学生が同じ金額とはどういうことだ?

 

また、研究室で行う数少ないイベントの中にバーベキューがある。教員は家族を連れてくる場合もあるのだが、家族分の参加費が支払われた試しがない。准教授好きな教授が余計に払うことを止めさせているのかもしれないが、それならそれで何か手土産を持って来るのが社会人としてのマナーだろう。

 

大学教員という職業柄なのか、ただ単に本人の性格なのか。

ここまでくると、研究室に対してだけ守銭奴なのか、それとも普段のデートのときもそうなのか気になってしまう。